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歯周病って実は怖い? その2

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歯周病は程度の差はありますが、実は30歳以上の8割の人が罹っていると報告されています。

 

歯周病はう蝕と並ぶ歯科の2大疾患の一つです。いずれも細菌による感染が原因となっています。

 

以前のブログ「歯周病は実は怖い?その1」では歯周病のメカニズムと予防の大切さをお伝えしました。

今回の「その2」では、歯周病から全身に及ぼす影響、疾患についてお話を進めてゆきます。

 

 

近年、様々研究により、歯周病と全身疾患の関連性が報告されています。

口腔細菌や口腔疾患が原因または、誘因とされる全身疾患を挙げます。

 

1)プラーク形成菌や歯周病原因菌が原因となる疾患

・細菌性肺炎(誤嚥性肺炎など)

・心内膜炎

2)歯周病が誘因となる疾患

・糖尿病

・動脈硬化

・心筋梗塞

・早産、低体重児出産

・パージャー病

・AIDS(潜伏感染HIVの活性化)

3)歯周病が誘因となる可能性が指摘されている疾患

・骨粗鬆症

・メタボリックシンドローム

・腎疾患

・関節炎

・非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)

 

いろいろな疾患と関連することが指摘されています。

 

どうして歯周病は全身疾患の原因になるのでしょうか?

全てが解明されていませんが、現在3つの仮説が研究されています。

1)歯周病原因細菌が血液を介して全身に広がる

歯周病で破壊された歯周組織から、歯周病原因細菌が血管内に侵入し、

心臓、脳など全身に広がります。歯周病原因細菌に対して、血管内で慢性的に

過剰な生体防御反応(免疫応答)が引き起こされ、血管および様々な身体の機能に

悪影響を及ぼすと考えられています。

 

2)炎症性物質が血液を介して全身に広がる

歯周病に罹患した歯周組織では炎症性サイトカインと呼ばれる物質が過剰に産生されます。

歯周病の歯肉から血管内に侵入して全身で炎症を引き起こすためとされています。

 

3)口から飲み込んだ歯周病原因細菌が腸内細菌叢に影響を及ぼす

口腔内で増殖した歯周病原因細菌を日常的に飲み込み続けることで

腸内細菌叢のバランスが乱れます。

腸管の病原体侵入を防ぐバリア機能が低下するなどして全身の健康に

悪影響を及ぼすと考えられています。

※近年、腸内細菌叢(腸内フローラ)と口腔内細菌叢(口腔フローラ)の関連性が報告されています。

 

歯周病と全身疾患、全身の健康との関連性について、現在世界中で研究が進められています。

お口の中の健康維持だけではなく、全身の健康維持という観点からも研究が進むと思われ、

歯周病が全身疾患に及ぼす機構が解明されることが期待されています。

 

歯周病はお口の中だけの問題ではないことがお分かりいただけたでしょうか?

今後のブログで歯周病と全身疾患の関係性についてお話をしてゆきますね。

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