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やました歯科医院助産師相談室便り~食事中のお子さんの窒息~

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こんにちは、大阪市福島区のやました歯科医院、助産師の山下です。

 

今回は、【お子さんの食事場面における窒息事故防止について】のお話です。

 

離乳食を始めた保護者の方から多く受ける質問が、

「食べさせたらアカンものとかありますか?」

「注意することは何ですか?」 というものがあります。

 

みなさん離乳食やお子さんの食事に迷うことが多く、

また、大変に考えておられる方も多くいらっしゃいます。

気負うことなく、ほとんどは「だいたい」で(笑)大丈夫なのですが、

やはり、いくつか知っておいてほしいことがあります。

 

 

その中でも今回は【窒息の予防】について、お話をしたいと思います。

 

消費者庁の統計では、子供(14歳以下)の窒息による死亡事故のうち、

食品による死亡事故が約17%で、そのなかでも6歳以下が84%を占めいている報告があります。

 

そのため、消費者庁では、

食品による子供の窒息事故~6歳以下で 食品による窒息死事故が多発しています~

という注意喚起が出されています。※注1)

 

その中でも窒息死事故につながった食品として以下が挙げられています。

・表面がつるっとした球状のもの(プチトマト・大きめのブドウ・サクランボ・飴玉)

・吸い込みながら食べるもの(カップゼリー・そうめん)

・子どもが噛み切るのに難しいようなもの(焼肉・からあげ・寿司)

・弾力・粘着性があるもの(餅・団子)

他にも、パン・チーズ・リンゴなど、その食品は多岐にわたります。

そのためか、保育園・幼稚園では、「危なそうなものは出さない」という

選択をしているところも多くあります。

 

 

子供が食品による窒息事故に遭わないよう、次のことに気を付けましょう。

(1)食品の与え方

①食品を小さく切り、食べやすい大きさにして与えましょう。(プチトマト・ブドウは4つにカット!)

4歳児が大きめのブドウで窒息したという悲しい事故がありました。

あるお母さまは、「お弁当のプチトマトを4つに切ったら、グチャグチャやん!」とおっしゃっていましたが、

命を守るために、何かを(入れないか、グチャグチャか)諦めるしかありません。

 

②一口の量は子供の口に合った無理なく食べられる量にし、飴やタブレットなど

喉に詰まりやすい食品を食べさせる場合は大きさに注意しましょう。

 

③誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの硬い豆・ナッツ類は、3歳頃までは食べさせない。

気管とピーナッツの大きさが同じくらいであるため、気道が塞がれ窒息してしまいます。

また、死亡まで至らなくとも、豆の油脂が関係して重症化するというケースも報告されています。

枝豆、豆まきの大豆、クッキーなどに入っている砕いた豆など、どんなに小さくしても危険です。

アメリカでは、「3歳までの子供がいる家には豆を置くな!」と言われるくらい要注意の食品だそうです。

枝豆・・・うちの子どもたちは 大好きでよく食べさせてましたが、危険なんですね。

 

 

(2)食事中に注意すること

①遊びながら、歩きながら、寝転んだまま食品を食べさせない。

②急いで飲み込まず、ゆっくりとよく噛み砕いてから飲み込むよう促す。

③食事の際は、お茶や水などを飲んで喉を湿らせる。

④食品を口に入れたまま話したり、何かをしながら食事をしたりさせない。

⑤食事中に眠くなっていないか、正しく座っているかに注意する。

また、食事中に驚かせないようする。

 

子どもを食事に集中させることはなかなか難しいですよね。

栄養のことを考えるとなんとかして食べてほしいと思う親心もありますが、

事故防止の面から考えると、遊びだしたら「ごちそう様にする」「眠くなったら諦める」

でも、いいのではないでしょうか。

 

 

そして、一番大切なことは、【一人にせず、見守ること】です。

事故事例のほとんどが、「ちょっと目を離したすきに・・・」というものです。

食べている間、ずっと見ておくのは 本当に大変だと思いますが、ヒヤッとした経験がある保護者の方は、

ほんとにたくさんいらっしゃいます。

ぜひ、【窒息予防】のことを知っていただいて、安全に楽しく食事ができるよう願っています。

 

 

 

注1)消費者庁からの過去の注意喚起 「子どもの窒息事故にご注意ください!」

http://www.caa.go.jp/safety/pdf/120824kouhyou_1_1.pdf

 

 

窒息した場合

窒息すると、小児の場合、あっという間に意識消失と心肺停止状態になります。

  

119番通報とともに、上記のような窒息の解除が重要です。

窒息が解除できて事なきを得たとしても、

臓器等に重大な損傷の可能性があるので病院の受診が必要です。

※お口の中に指を入れて掻き出す動作は、異物が奥に入り込むので推奨されていません。

 

 

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