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痛みに配慮をした治療

Painless

治療時の「痛み」に最大限配慮をした
歯科治療を提供します

歯科にまるわる不安な事:「痛み」はいつも上位に位置づけされています。
しかし、歯科治療が痛いのは人体の構造上、仕方のない事ではあります。
痛みの感じ方は十人十色、千差万別、みなさんそれぞれ異なります。
(同じ刺激でも、痛いと思う、思わないの違いがありますよね。)
でも「痛い」よりは「痛くない」方がいいですよね。

「痛み」を感じる理由

  • 体の防御反応:過度な侵害刺激から身を守る。「危険」と知らせてくれる大切なシグナル
  • 過去のイメージ:負の印象。やっぱり痛いものなのだと思っている。
  • 先入観:例えば、注射の時に「チクっとするよ」の声掛けで身構える、緊張する。

歯科治療時に「痛くない」ようにするための配慮には

  • しっかりと局所麻酔を奏功させる。
  • 治療時にできるだけ緊張しないように環境を整える。
  • 過去の負のイメージ、先入観をできるだけ排除する。

具体的な方策

当たり前かもしれませんが、治療前にしっかりと処置内容を説明します。
緊張をほぐし、何をされるのかという不安の解消につながります。
表面麻酔を使用する
注射針を刺入する表面に麻酔を効かせます。
極細の注射針を使用する
針を刺入するときが最も痛みを感じます。針は細いほど痛みを感じにくくなります。
麻酔薬の注入速度に注意する(電動注入器の活用)
もともとスペースがない部分に麻酔薬を注入するため、血管内に薬液を注射する時とは違い、痛みを感じます。ゆっくりと同じ速度、同じ圧で注入することで痛みの軽減に つながります。そのために電動注射器は有用です。
伝達麻酔の活用
いわゆる歯医者さんの局所麻酔に加えておこないます。
下顎の親知らずを抜歯する際の下顎孔伝達麻酔が一般的ですが、その他にも伝達麻酔の方法があり、治療する部分によって行います。
笑気吸入鎮静法の活用

笑気吸入鎮静法

・意識は保たれたまま、リラックスした状態になります。
・点滴はしません。笑気と酸素を吸入します。
・痛みの閾値(痛いと感じる限界の感覚)を高めます。

痛みに関する基礎知識
(ちょっと専門的な部分もあり)

痛みの原因は大きく3つに分けられます。
それぞれが少しずつ重複している場合があります。

侵害受容性疼痛
からだに危険を伝える痛み、炎症による痛みです。
末梢にあるセンサー(侵害受容器)が熱、機械的な刺激によって活性化されて生じる痛み。ケガや切り傷、火傷、打撲、骨折、関節リウマチや変形性関節症、肩の痛みなどがあります。これらのほとんどが急性の痛みですが、慢性の痛みに移行することもあります。
神経障害性疼痛
神経が何らかの原因で障害されて生じる痛み。
神経の圧迫、切断などが原因となりますが、痛みが出る複雑な仕組みが存在しています。帯状疱疹後神経痛、坐骨神経痛、糖尿病性神経痛などがあります。
心因性疼痛
上記①、②に当てはまらない痛みで、脳が痛いと感じる痛み。中枢神経障害性疼痛とも呼ばれます。

歯科治療時の痛みは上記の①であることがほとんどです。そのため、麻酔が効いていることは重要です。
また、抜歯後あるいは歯の神経を除去した後でも痛みが続く場合があります。
その際は②の状態に相当することがあります。

歯の痛みについて

歯の神経は「歯髄」と呼びます。
人体の構造で、神経が唯一、外部へ容易にむき出しになる部分です。

歯の痛みの原因として代表的なもの

  • う蝕
  • 歯肉由来のもの:親知らず(智歯周囲炎)
  • 知覚過敏(象牙質知覚過敏) などなど

※歯が原因ではない非歯原性疼痛というものもあります。

一般的な歯の痛みには、う蝕、歯肉由来および知覚過敏があげられます。
う蝕が進行すると、表面のエナメル質が崩壊してしみるようになります。
さらに進行すると、内部の象牙質が崩壊して強い痛みを伴います。
やがて、歯髄までう蝕が達すると、細菌が侵入し炎症を起こし、耐えられない痛みが出てきます。

智歯周囲炎は親知らずの周囲の歯肉が、細菌性の炎症を起こして生じる状態です。
炎症による腫れ、痛みがあり、ひどい場合にはお口が開けにくいこともあります。
親知らずが部分的に歯肉に埋もれている場合など、不潔になりやすい状態だと生じることが多いです。

歯科治療に際して、様々な刺激があります。
歯石を除去するとき、歯を削る時の振動と熱による刺激、注水、吸引時の温度変化による刺激など様々です。
歯の治療時の局所麻酔でこれらの刺激による痛みの大半は防ぐことが可能です。

よく患者さんがご自身のことを、「痛みに弱い」「痛がり」「怖がり」とおっしゃる方がいます。
「痛み」の感じ方は皆さんで異なるので、不思議な事ではありません。
しかし、そのことを理解した上で対応できるかで、患者さんの感じる痛みも変わってきます。
そのため、患者さんそれぞれに合わせた対応が必要となってきます。

当医院では、局所麻酔の方法の工夫に加え、伝達麻酔を積極的に活用しています。
また、痛みの閾値を高めるために笑気吸入鎮静法も導入しています。

痛みに弱いかた、出来るだけ痛みに配慮をした歯科治療をご希望の方はお気軽にご相談ください。