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大阪市福島区福島駅の歯医者【やました歯科医院】

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窒息への注意

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こんにちは、大阪市福島区のやました歯科医院です。

 

今年もあとわずかになりましたね。

新年に向けての準備でなにかと忙しいと思います。

 

また、年末年始の帰省、新年の初詣などはCOVID-19のこともあり、例年通りには

なかなか難しいですよね。

そうなれば、「お正月は自宅でゆっくり」となると食事は大きな楽しみとなります。

 

今回のテーマは「窒息」についてお話をしてゆきます。

 

 

楽しいお正月なのになぜ?と思われますよね。

お正月の報道で「高齢者が餅をのどに詰まらせた」ことはよく聞きますよね。

窒息事故は毎年報道されています。

 

 

窒息事故が多い食品として、

①お餅 ②ごはん(おかゆ) ③飴 ④パンなど多岐に渡っています。

飴、パンは12歳以下の子供で重症、重篤、死亡などの被害が生じた食品です。

(消費者庁 「食品SOS対策プロジェクト報告」平成22年より)

 

さらに、「気道閉塞を生じた食物の誤嚥」による死亡事故の調査(2020年筑波大)によると、

75歳以上の後期高齢者に多く、発生場所は家、発生時期は1月1~3日が特に多い

という報告があります。

 

これらのことから、年末年始、特にお正月は餅による高齢者の窒息事故に注意が必要となります。

 

【どうして窒息するの?】

加齢による体の変化

・噛む力の衰え:食物を小さくかみ砕くことが難しくなる

・唾液量の減少:食塊(飲み込むために固まりにする)形成がしずらい

・飲み込む力が弱くなる:スムーズに食道に送り込むことが難しい

・誤嚥したときに「むせ」だす力が弱くなっている

 

 

【どうして餅は窒息しやすいの?】

・普段から慣れていない食べ物

普段はあまり餅を食べなくとも、お正月という時節の料理ということで

久しぶりに食べる場合が多く、御飯(米飯)やパン等と異なり食べ慣れていない。

 

・餅の特性

餅は、温度が下がるにしたがって硬さが増す性質があります。

例えば雑煮の餅は、お椀の中では柔らかそうにみえても、

口の中に入れて喉を通るときには温度が下がり硬くなっています。

さらに、餅は温度が下がるほどくっつきやすさ(付着性)も増すため、

口の中の温度では、餅同士がくっつきやすくなり、また粘膜にも貼り付きやすくなるという性質があります。

 

【餅による窒息事故を防ぐために】

①餅は小さく切っておく

②餅を食べる前に、お茶やお汁などで予めお口の中、喉を潤わせておく

③餅をよく噛んで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込む

④周囲による見守り:よく噛んでいるか、飲み込めているか

これらのことが大切になります。

 

また餅以外の食品でも気を付けましょう

・食べるときに、ひと口サイズ、無理のない量にする

・ゆっくり噛んで飲み込むようにする

・周囲による見守り:よく噛んでいるか、飲み込めているか

 

 

【もし窒息してしまったら!】

・119番通報

・窒息の解除

「腹部突き上げ法」

① 窒息している人(以下、「傷病者」といいます。)の後ろに回り、ウエスト付近に手を回します。

② 一方の手で「へそ」の位置を確認します。

③ もう一方の手で握りこぶしを作って、親指側を傷病者のへその上方で、

みぞおちより十分下方に当てます。

④ 「へそ」を確認した手で握りこぶしを握り、すばやく手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。

⑤ 腹部突き上げ法を実施した場合は、傷病者の内臓を傷めている可能性があるので、

救急隊にその旨を伝えるか、速やかに医師の診察を受けさせてください。

 

※窒息が解除できない場合、意識が消失し、心肺停止となります。速やかに心肺蘇生法を実施します。

 

 

楽しいはずの食事での思わぬ事故はとても悲しいです。

お正月の餅には高齢者の方本人だけでなく、家族の方など周りの方も一緒に注意して

事故を防止することが大切になりますね。

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