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やました歯科医院では初めてご来院いただく患者様に限り、インターネットからいつでもご予約いただけます。必ず以下の注意事項をお読みの上ご利用ください。
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大阪市福島区 やました歯科医院です。
お子さん、とくに小さなお子さんの保護者の方からよく尋ねられることで
「歯ぎしりをするのだけれど大丈夫?」ということがあります。
大人で歯ぎしりをする方がいらっしゃいますが、さまざまな原因、弊害があります。
お子さんの場合にはどうなるでしょうか?
今回はお子さんの歯ぎしりをテーマに考えてゆきますね。
そもそも「歯ぎしり」とはなんでしょう?
残念ながら根本原因は科学的に証明されていません。
一般的には「ストレス」「癖あるいは習慣」「噛み合わせ」
「薬剤の副作用による不随意運動(ジスキネジア)」などが考えられています。
※大人の歯ぎしり、食いしばりについては今後掲載予定です。
小さなお子さんの歯ぎしりは
生後10か月頃から始まり、2歳半頃にはなくなるとも言われています。
だいたい乳歯が生え始める時期から乳歯の歯並びが完成する時期と重なります。
寝ている時だけではなく、日中の起きているときにも歯ぎしりをします。
また、約20%のお子さんにみられると言われています。
お子さんの場合、ストレス以外の原因として以下が考えられます。
・歯がはえて来る時のむず痒さを解消するため。
・成長に伴い顎は大きくなり、生え変わりによって嚙み合わせも変化します。
歯ぎしりによって噛み合わせ、歯並びの位置を自己調整している。
・噛むための筋肉を鍛えている(食べ物を食べるための準備)
・幼児期には原始反射も残っているため、歯ぎしりもその一つ。などなど
つまり「子供の歯ぎしりは生理現象なので心配しないで」が結論になります。
それでは、お子さんの歯ぎしりを放っておくとどうなるのでしょうか?
小さなお子さんの歯ぎしりが生理現象であれば、無理にやめさせる必要はありません。
でも、歯ぎしりによって「歯がすり減る」「かみ合わせが変わってくる」「顎が変形する」などの
可能性が考えれらます。
歯医者さんに診てもらったほうがいい状態
・乳歯が生えそろった2歳半を過ぎても収まらない
→悪い癖になっている可能性があります
・歯肉から出血
→歯ぎしりで欠けた歯がお口の粘膜(歯肉や唇、頬っぺたなど)を傷つけている
可能性があります
また、乳歯は永久歯に比べて歯の表面のエナメル質が薄いなどの特徴があります。
過度な歯ぎしりで「歯が欠ける」「歯が極端にすり減る」ことがあります。
そして「冷たいものがしみる」などの可能性もあります。
このような症状が心配でしたら、やはり歯医者さんの受診をお勧めします。
今回は小さなお子さんの歯ぎしりをテーマにしました。
小さなお子さんの歯ぎしりは過度に心配する必要はありませんが、
定期的にお口のなかを確認してあげるようにしてくださいね。
助産師のいる歯科医院 大阪市福島区 やました歯科医院
(当歯科医院の特徴やコンセプトはコチラをご覧ください⇒https://yamashita-dnt.com/ )