ブログ
Blog
やました歯科医院では初めてご来院いただく患者様に限り、インターネットからいつでもご予約いただけます。必ず以下の注意事項をお読みの上ご利用ください。
Blog
こんにちは、大阪市福島区のやました歯科医院です。
お子さんの歯が生え変わるときに、保護者の方で心配されるケースがいくつかあります。
その中でも、下の前歯が生え変わる際の心配が多いと思われます。
まずは生え変わりの初期についてお話をしますね。
(当歯科医院の特徴やコンセプトはコチラをご覧ください⇒https://yamashita-dnt.com/ )
続きのお話はこちらのブログをご参照ください。コチラ→乳歯の後ろに永久歯が・・・その2
初めて生え変わるのは前歯です。
歯医者さんでは歯を識別するために、上下左右の4ブロックに分けて、
乳歯は前からABCDEの記号、永久歯は1234567の数字で表します。
また、下図のようにそれぞれの歯に名称がついています。
例)前歯(乳歯)の真ん中の歯で右側→右下A、右下乳中切歯
前歯が生え変わる時、永久歯が少し後ろから生えてきます。
その様子はエスカレーター、階段に例えられます。
斜め後方から生えて来る永久歯によって乳歯の根っこが吸収され、
押し出されるようにして乳歯が抜けます。
ちなみに、奥歯は生え変わる時に乳歯の真下から永久歯が成長してきます。
そして乳歯の根っこは吸収され、グラグラの時期を迎え、ある日、ポロっと乳歯が抜けます。
奥歯の乳歯がなかなか抜けないという相談もよくあります。
奥歯の乳歯の生え変わりは10歳前後からです。
グラグラして、すぐにでも抜けそうなのですが、すでに6歳臼歯が最後方に生えていること、
前後(あるいは両隣)の歯に挟まれた状態にあるためになかなか抜けないケースもあります。
前歯の相談で多いケースは、乳歯のすぐ後ろから永久歯が生えてくるケースです。
二重になっている状態です。そして永久歯の大きさに驚かれることもあります。
本来、永久歯が生えてくることによって押し出される乳歯が、少し位置がずれるなどの
何らかの理由で抜けず、永久歯と二重になってしまうケースです。
お子さんが気にして指で触ると、グラグラが進んで抜け落ちることもあります。
この状態であれば、二重に生えているものの、自然に抜け落ちる可能性があります。
前歯が次の場合、積極的に関与してあげなければいけない場合があります。
①乳歯を触っても、まったく動かない。
②しばらく経過をみていたが、隣の乳歯が先にグラグラする、あるいは抜けた。
このような状態では、乳歯が抜けない原因を探る必要があります。
①の場合:乳歯と永久歯の距離が離れていて、乳歯の歯根が吸収されていない。
②の場合:①の原因に加えて、過去に歯をぶつけたなどの外傷の既往がある。
いずれの場合、歯医者さんで抜歯をする必要があります。
前歯が生え変わる時期は最近のお子さんでは5~6歳からというデータもあります。
つまり、年長から小学校1年生にかけてになります。
もちろん、個人差がありますので、早くから生え変わるお子さん、小学校に入学してからも
生え変わりが始まらないお子さんもいます。
そのため、少し遅いな?と感じて歯科医院を受診されるケースもあります。
6歳前後ですと、パノラマX線写真撮影が可能なお子さんも多いので、生え変わりの状況、
後続の永久歯の確認などのために、X線写真撮影をすることがあります。
お顔の周りを機械が1周して顎全体を撮影します。
前歯の乳歯の後ろから永久歯が生えてきた場合、やはりX線写真撮影は有効な検査です。
前歯に限らず永久歯の生え方が気になる、あるいは生え変わりが遅いのかな?と気になった場合、
歯科医院でのチェックをお勧めします。
どうぞお気軽にご相談ください。
続きのお話はこちらのブログをご参照ください。コチラ→乳歯の後ろに永久歯が・・・その2
(当歯科医院の特徴やコンセプトはコチラをご覧ください⇒https://yamashita-dnt.com/ )