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やました歯科医院では初めてご来院いただく患者様に限り、インターネットからいつでもご予約いただけます。必ず以下の注意事項をお読みの上ご利用ください。
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こんにちは。やました歯科医院 助産師相談室 担当の助産師 山下です。
今回は、母乳育児を希望されるお母さま必見!
「母乳育児をエンジョイするための事前講座
~妊娠中から知っておくべき 母乳育児のリアル~」について数回に分けてお話をします。
「母乳は出産したら勝手に出てくる」
「赤ちゃんは、産まれながらにおっぱいを吸う能力がある。」
「赤ちゃんは お腹がいっぱいになったら、あとは寝て過ごす」
「赤ちゃんは、何回もおっぱいを吸う。1日8回くらい・・・」
という話は一度は聞いたことあると思います。
いいセンいってます!ほぼ正解です!
だた、これは「理想の赤ちゃん像」でもあり、
「そこまでうまくいかない場合も結構多く」、「だけどもそれは異常ではない」、
この辺りが実際のところではないでしょうか。
しかしながら、これらを知っておくことは母乳育児をエンジョイするためにも必要なのです。
よくある「思い違い」と「例外」を考えていきましょう。
「母乳は出産したら勝手に出てくる」
その通りです。胎盤が娩出されると、母乳を作るスイッチが正式にオンされます。
特に何もしなくても母乳は出始めます。
しかし、何もしないと母乳は止まってしまいます。
ここで大事なのはとにかく赤ちゃんに吸ってもらうこと!
吸うという刺激が加われば加わるほど、母乳分泌を促し、乳腺の発育を促すホルモンが出てきます。
特に産後の4、5日間(入院中ですね)が、一番効果が得られやすい、大事な時期でもあります。
できれば、24時間母児同室であることはおススメです。
お母さまのお話で「○○病院はスパルタで・・」ということもよく聞きますが、
この時期頑張ることは、母乳育児の成功につながります。
(ちなみに、私が実習でお世話になった病院は「母乳合宿」と呼んでいました・・・)
そして、やはり最初はほんの少しです。
徐々に分泌が増えてきますが、退院までにたっぷり出るという人は少数派ではないでしょうか。
私自身、分泌のスタートが遅く、すこーしずつしか増えないタイプでしたが、
同じタイプのお母さまもいらっしゃいます。
「私は母乳が出ないタイプで、
入院中に少ししか出なかったので、ミルクにしました」はカンチガイ
「母乳が出始めるのが遅いタイプ」ということです。
そして覚えていただきたいことは
「出ていないわけではない、量は少ないかもしれないけど出ている」ということ。
母乳はたっぷり出ることにこしたことはないですが、
少しだけでも母子ともに素晴らしい効果があることが分かっています。
そして、根気よく吸わせ続けることで、徐々に、もしくはある日突然に分泌が増えてきます。
(ここで、ちょっとした根気と意地は大事だと思っています。)
これらのことは「結構あるんだな」という母乳育児の経過をあらかじめ知っておくことで、
より心健やかに頑張れるというもの。ぜひ参考になればと思います。
それでもやはり「母乳出てるのかな?」「こんなんで大丈夫かな?」と不安に思うこともあるかと思います。
助産師のちょっとしたワザも効果的なことがあります。
こんなときは、地域の身近な助産師がまめやかにサポートさせていただきます!
お気軽にご相談ください。
やました歯科医院内 助産師相談室