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やました歯科医院では初めてご来院いただく患者様に限り、インターネットからいつでもご予約いただけます。必ず以下の注意事項をお読みの上ご利用ください。
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大阪市福島区 福島駅 新福島駅からすぐ 助産師相談室併設
こんにちは
やました歯科医院です
小学校、中学校では新年度が始まり、歯科健診も実施されています。
そろそろ健診の結果がご家庭に届く頃ですが、ご覧になられましたか?
今回は学校歯科健診のことでお話を進めてゆきますね。
※学校健診に関して、過去のブログも参照ください
まず、同じ発音の「健診」と「検診」はよく見かけますが、どのように違うのでしょうか。
大まかな意味としては以下になります。
健診:総合的な健康診断 ←学校健診はコチラになります
検診:特定の病気かどうかの診察 ←〇〇がん検診などがあります
学校での健康診断(健診)の目的(学校保健法から参照)
(1)子供の成長の状況を把握すること。
(2)潜在する疾病を早期に発見して適切な処置を講ずること。
(3)生涯の健康のための教育効果を高めることが目的であり、健康であるかどうかふるい分けることを
目標としたスクリーニングであり、医学的な立場からの確定診断を行うものではない。
以上のように定められています。
※スクリーニング検査とは、多数の中から「特定の病気、疾患の疑いがある人」の早期に発見し、
早期の治療につなげることを目的としています。
そのため学校歯科健診では、お口のなかの状態を
「異常なし」「要観察」「要精査」の3段階にふるいわけをしています。
「要観察」「要精査」であれば早い目に歯科受診をされると思いますが、
「異常なし」の場合は安心されていると思います。
しかしながら「異常なし」であっても、「むし歯やその他の異常がなかった」を
保証するものではないので注意が必要となります。
健診結果が「異常なし」のお子さんでも、歯科医院で検査をするとむし歯を指摘された、という
経験がある方もおられます。
これは、学校歯科健診で間違われたということではありません。
学校歯科健診はお口の中に異常がないかなどを総合的に確認するものです。
そのため、大まかに確認をして歯科受診の必要性を判断する、お口の健康増進のための課題を
提案するなどが主な目的となります。
また、「限られた時間で多人数を診る」「照明などが暗い」「視診のみ」など
歯科医院での環境(明るい照明、さまざまな診断器具、レントゲン写真撮影など)に比べると
学校での歯科健診は精度面で劣ります。
そのため、「異常なし」の場合でも、歯科医院での検診をお勧めします。
むし歯治療が必要ではない程度の初期う蝕、視診では確認できない歯と歯の間にできる
むし歯(隣接面う蝕)へは早期の対応が重要です。
また、むし歯の有無だけではなく、磨き残しによる歯肉炎も口臭の原因となります。
お子さんが正しく歯磨きができているのかを確認することも大切です。
どうぞ、お気軽にご相談くださいませ。
また、毎年6月4日から10日までは「歯と口の健康週間」です。
しっかり歯磨きをして、フッ素も使用しましょう。そして好き嫌いなくよく噛んで
しっかり唾液を出して歯とお口の健康を維持しましょう。
大阪市福島区 助産師のいる歯科医院 福島駅からすぐ近く 助産師相談室
(当歯科医院の特徴やコンセプトはコチラをご覧ください⇒https://yamashita-dnt.com/ )