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やました歯科医院では初めてご来院いただく患者様に限り、インターネットからいつでもご予約いただけます。必ず以下の注意事項をお読みの上ご利用ください。
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大阪市福島区 新福島駅、福島駅すぐ
やました歯科医院です
歯を白くするホワイトニングですが、
「医療ホワイトニング」と「セルフホワイトニング」の2種類あるのをご存知ですか?
少し長くなりますが・・・
医療ホワイトニング(以下、ホワイトニング)は、歯科医医療機関で歯科医師の検査・診断の結果に基づいて、
歯科医師あるいは歯科衛生士が国によって製造・販売が認められているホワイトニング材を用いて行うことを言います。
セルフホワイトニングは各種エステサロン等の歯科医療機関以外が提供するもので、
化粧品や歯磨剤成分などを使用してご自身で実施するものです。(市販のホワイトニング商品も同様です)
これらには歯を漂白する薬剤は入っていないため、歯の汚れを落とすことしかできません。
そのため、歯を白くするホワイトニングの効果は得られませんのでご注意ください。
今回は医療ホワイトニング(以下、ホワイトニング)についてお話を進めます。
ホワイトニングにはさらに「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」があります。
1)オフィスホワイトニング
歯科医院で処置を受ける方法です。
主成分として過酸化水素を含むジェルやペースト状の薬剤を歯に塗布します。
触媒や光照射などで薬剤を活性化させて速やかに漂白を行います。
2)ホームホワイトニング
ホワイトニング材を持ち帰り、歯科診療室以外で歯科医師、歯科衛生士の指示とおりに
自身でおこなう方法です。
主に10%程度の過酸化尿素を体温や唾液中の酵素などの作用によって、徐々に分解させて漂白を行います。
ご自身に合わせたトレー作製する方法と、予め薬剤が装填されたユニバーサルトレーを用いる方法があります。
3)デュアルホワイトニング
オフィスとホームを併用する方法です。
オフィスとホームホワイトニングを並行してする場合や
ホームホワイトニングで白くなりにくい部分をスポット的に
オフィスホワイトニングをすることがあります。
なぜホワイトニングで歯が白くなるの?
過酸化水素の分解
オフィスホワイトニングは過酸化水素が薬剤の主成分です。
ホームホワイトニングで用いられる10%過酸化尿素は、過酸化水素と尿素が弱く結合した物質で、
水分との接触、体温により、3.6%過酸化水素と6.4%尿素に分解されます。
過酸化尿素は、さまざまな作用で分解してフリーラジカルを形成し、この強い酸化力
によって有色有機質の不飽和結合に作用し切断させ、低分子の無色の物質に変化させます。
化学のお話になってしまいましたね・・・
ホワイトニング材が歯の表面から浸透して、表層から内部の有機性着色物質を分解していくらしいです。
ホワイトニング終了直後は色彩が安定せず、多少の後戻りがあります。
歯の表面のエナメル質表層付近の粗造化と内部の結晶構造がホワイトニング直後では変化し、
唾液の再石灰化作用(修復作用)でしばらくすると戻るからと言われています。
その後は色彩は安定し、効果が持続すると言われています。
やました歯科医院では、マイルドにホワイトニングができるホームホワイトニングを採用しています。
以前は歯型からカスタムトレーを製作する方法をしていましたが、
予め薬剤が装填されたユニバーサルトレーの製品を採用しています。
詳しくはコチラ⇒オパールエッセンスgo 新しいホワイトニングのご紹介
ホームホワイトニングで注意していただきたい点があります。
それは温度管理です。
薬剤は冷蔵庫にて必ず保管ください。
私たちはメーカーから購入する際、温度管理をされたクール便で歯科医院に到着します。
その後は冷蔵庫で保管しております。
そのため、お持ち帰りの際には速やかに冷蔵庫に入れてください。
ホワイトニングの作用機序で、水分との接触あるいは体温によって分解されるからです。
ネット通販でも個人輸入で似た商品あるいは日本では認可されていない高濃度の
薬剤を入手することも可能なようです。
もちろん個人の判断、責任の範囲内で使用されることが前提にあります。
個人輸入、ネット通販では温度管理がきっちりとなされているか不明ですので
ご注意ください。
ご不明な点はご質問ください。
ホームホワイニングをされる際、歯科医院での歯石除去、歯面清掃、着色除去後に
おこなうとより効果的です。
大阪市福島区 助産師のいる歯科医院 福島駅からすぐ近く 助産師相談室 山下助産院
(当歯科医院の特徴やコンセプトはコチラをご覧ください⇒https://yamashita-dnt.com/ )