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やました歯科医院では初めてご来院いただく患者様に限り、インターネットからいつでもご予約いただけます。必ず以下の注意事項をお読みの上ご利用ください。
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大阪市福島区 助産師のいる歯科医院 福島駅からすぐ近く 助産師相談室 山下助産院
大阪市福島区 やました歯科医院です。
歯磨きをするとき、皆さんは歯ブラシを水で濡らしますか?そのまま使用しますか?
ネットニュースでも話題になっていましたよね。
普段、気にしていないことが多いと思いますが、言われてみるとどうすればいいのか悩みます。
今回はそんな疑問について考えてゆきます。
みなさん歯ブラシを濡らしているのでしょうか?
とあるネット調査の結果では、歯ブラシを濡らしてから使用する割合は68%にのぼるそうです。
(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000138834.html より)
一般的には歯ブラシを濡らさないで使用することが勧められています。
理由として
・歯磨きペーストが過度に泡立たないようにするため
・泡立ちがよいと、歯磨きが出来たと錯覚しやすく磨き残しが起こりやすい
・歯磨きペーストの有効成分(フッ素、殺菌成分など)が薄まらないようにするため
以上のことが言われています。
長年の習慣として、泡立ちをよくするために歯ブラシを濡らしている方は多いのですが、
その結果として有効成分が行き渡らなくなるのはもったいないですよね。
そう考えると、歯ブラシに歯磨きペーストをつけてそのまま歯磨きをすることがいいと思われます。
ほかにどのよう習慣がありますか?
その他の長年の習慣として、歯磨きの後はしっかり「うがい」または「すすぎ」をすることもあります。
現在は歯磨き後の「うがい」「すすぎ」は少量の水で行うことが勧められています。
これにはフッ素などに代表される有効成分をお口に残すことが目的です。
少量とはどのくらいでしょうか。
10~15ml程度と言われています。ペットボトルのキャップ1杯分程度です。
しっかりすすぐことに慣れていると、かなり少量となります。
食べカスなど口の残って気持ちが悪いなどの意見も聞かれますが、すすぎなしで溜まった唾液を吐き出す程度でも
よいとされています。
むし歯予防の主役はフッ素です
現在、市販されている歯ブラシ、歯磨きペーストは本当にたくさんの種類があります。
薬局薬店などなかりの品数をみると迷いますよね。
近年のむし歯予防はフッ素が重要視されています。
厚生労働省 HPから⇒https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/teeth/h-02-007
フッ素が高濃度に配合された歯磨きペーストは種類が増えています。
歯磨きペーストは歯磨きの補助剤から積極的なむし歯予防剤として考えられています。
むし歯予防の観点から、高濃度にフッ素が配合された歯磨きペーストをたくさん使用することが
望ましいということになります。
これらの商品は、もともと泡立ちにくくなっていますし、小児用歯磨きペーストは泡立ちを抑えています。
そのため、少量の水ですすぐことが可能になります。
泡立ちを抑えることは、ご家庭の洗濯洗剤で、洗濯機のすすぎ1回でOKと似た理屈になります。
それでは、どうしたらいいのでしょうか?
これまで出てきた理由で、だからと言って歯ブラシを濡らすことはすごく悪いことでしょうか。
長年の習慣は急に変えられませんし、ストレスになりかねません。
歯ブラシを濡らすことで泡立ちが良くなっても、気をつけて丁寧に歯磨きが出来れば問題はないかもしれません。
最新の知見も考慮しつつ、ご自身にあった歯磨き方法を見つけることが大切と思います。
ご質問、ご相談がございましたら、どうかお気軽にお話ください。一緒に考えましょう。
大阪市福島区 助産師のいる歯科医院 福島駅からすぐ近く 助産師相談室 山下助産院
(当歯科医院の特徴やコンセプトはコチラをご覧ください⇒https://yamashita-dnt.com/ )