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やました歯科医院では初めてご来院いただく患者様に限り、インターネットからいつでもご予約いただけます。必ず以下の注意事項をお読みの上ご利用ください。
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ご存知でしたか? 大阪市を始め、お住まいの市などでは妊娠中に1回、無料で歯科健診を実施しています。
それほど、妊娠中はお口の中の変化が大きく、問題も起きやすい状況と言えます。
妊婦さんで、このような症状、経験はありませんか?
・歯肉の腫れ、出血
・冷たいもの、熱いものがしみる
・歯、歯肉が痛い
・唾液が粘っこくなる
・気分が悪く、歯磨きができない
・食事回数が増えて、歯垢が溜まりやすく感じる
これらは妊娠の経過中に歯やお口の問題でみられる症状です。
その原因として、妊娠によりエストロゲン(女性ホルモン)が急激に増加することがあげられます。
エストロゲンが急激に増加することで、①歯周病原因細菌が増殖しやすくなる、
②血管の透過性が高まり、唾液が粘調となって自浄作用が低下します。
このことから、口腔内の環境が悪化することで、むし歯、歯肉の炎症や出血を起こしやすくなります。
また、食嗜好の変化、「つわり」による歯磨きの困難、食事回数の増加なども原因となります。
もちろん、妊娠の期間が終了すればこれらの状態は落ち着きますが、
いったん罹ってしまったう蝕、歯周病は自然に治癒することはありません。
また、妊娠中の歯科受診は大丈夫かな?とご心配されていませんか。
ある調査では、妊婦さんで妊娠中に歯科健診を受けた方は約60%で、
そのうちの約45%が治療の必要があったそうです。
つまり、半数近くの方が、お口の中になんらかのトラブルがあったということになります。
そして、治療が必要と指摘された約半数の方は出産前後で歯科治療を受けたと報告されています。
小さなトラブルが大きくならないためにも、歯科健診の受診は大切ですね。
マタニティー歯科は、妊婦さん特有のお口の中の状態に対応し、妊婦さんが安心して
歯科を受診してもらえるためにあります。
産後は赤ちゃんのお世話が優先となり、お母さんの通院時間を確保するのが難しくなることもあります。
「しばらく歯医者さんに行っていない」という方は、体調が安定したなと思った時でも構いません、
マタニティーライフを快適に過ごすためにも、マタニティー歯科を受診してすっきりしてみませんか。
大阪市の妊産婦歯科健診は、お住まいの区の保健福祉センターで、妊婦教室と併催され、
月1回、無料で実施されています。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響でながらく中止されています。
大阪市の妊産婦歯科健診のご利用を考えておられる方は、実施場所が地域の保健福祉センターとなりますので、
問い合わせてみてください。
歯科健診ですので、治療が必要な場合、歯科医院を受診することになります。