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抱っこでないと眠れない赤ちゃん

大阪市福島区 やました歯科医院 助産師の山下です。

 

今回は赤ちゃんの睡眠について考えてみたいと思います。

大人も赤ちゃんも睡眠はとても大切です。

そして、赤ちゃんは大人や幼児以降の子どもとは色んなことが全く違うことを理解しなくてはなりません。

赤ちゃんの睡眠の特徴

・眠りが浅い

・長く眠れない

・入眠がむつかしい

・抱っこでないと眠れない

一言でいうと、睡眠に関してもまだまだ未熟でということです。

何も考えず寝たらいいだけやのに・・・?

赤ちゃんなんてずっと寝てるイメージだけど・・・?と思うかも知れません。

赤ちゃんは、

「睡眠に必要なホルモン分泌もまだ十分ではない」

「自律神経の切り替えもまだ上手にはできない」

そして「あまりに深い眠りは、乳幼児突然死症候群を引き起こす可能性」も示唆されています。

 

そうなのです。

赤ちゃんは、大人の「いい眠り」とはかなり違った睡眠の特徴があるのです。

そして、睡眠も成長とともに上手になっていくものなので、

「その成長途中であるのだ」「成長の仕方は個人差が大きいのだ」ということを知ってほしいと思います。

 

そして、今回は「抱っこでないと眠れない」について考えてゆきます。

相談事例です

生後2か月の赤ちゃん。

「うちの子、抱っこしてると眠れるのですが、降ろすとすぐ起きるんです。

家のこと何もできないし大変。友達とかは、昼寝の間にアルバム整理したり、

資格試験の勉強してるらしいけど、私は全く自分の時間がないんです。

色々ネットで寝かせるコツとか検索してやってみたけど、すぐ起きてしまいます。

ちゃんと布団で寝かせてあげれなくて、睡眠不足とか成長ホルモンとかも・・・かわいそうで・・・」

 

生後3か月の赤ちゃん。

「抱っこしないとお昼寝できないんです。降ろすと泣いて起きるので、20分くらいしか寝てくれません。

夜は布団で3~4時間眠れるんですけど・・・。

原始反射がすぐ出て、音や環境に敏感で、熟睡できてない感じがして、いつもイライラしてる気がします。

発達障害も考えてしまって心配。

寝んトレをやってみたのですが、うまくいきません。やり方が間違っているのでしょうか?」

 

抱っこでないと寝てくれないことで、「お世話する人が大変だという思い」「赤ちゃんがかわいそうという思い」

そして、ちゃんと寝かせてあげられないことで、お世話の仕方が下手だと自信をなくして

自分を責めてしまう思いもあるようでした。

 

ほとんどの方が、助産師に相談する前に、ネットで検索して赤ちゃんにとって睡眠がどれほど大事なのかを

熟知され、赤ちゃんを寝かせる色々な技や寝んトレを試してみてうまくいかなかったという熱心な方たちばかりです。

 

このような時にはまず・・・

赤ちゃんを布団の上で寝かせる助産師の技や工夫をお伝えします。

それで寝かせられたらラッキーです。(ちなみにテッパンはありません)

そして、ぶっちゃけた話になりますが、

「そんな赤ちゃんもいる!」「異常なことではない~普通」「降ろすことを諦めることも大切~」をお伝えします。

 

赤ちゃんは、布団の上で寝ることは生理的に難しいのは前述しました。

なかなか上手くできない赤ちゃんも当然います!誰のせいでもなく、そんなもんです。

 

赤ちゃんにとって、抱っこされたまま寝ることはしんどいことではまったくなく、

むしろ自然なことで本当に幸せな安心できる至福の時間です。

抱っこし続けないといけないことで、家族は大変ですし、自分の時間がほしいのはよく理解できるのですが、

「人間の赤ちゃんはとても未熟。子育てはたくさんの大人の手が必要である。」ということを考えると

仕方ないことで、しゃあないことです。(しかし家族の休息をとれるようにするというケアは絶対に必要ですよね。)

 

中には、周りと比べたり、思っていた育児とは違うことで

「工夫が足りない・頑張りが足りない・自分は育児には向いていない」とお母様自身を苦しめて、

自己肯定感が低くなってしまう経験をされている方も多くいらっしゃいます。

さらには、色んな感情や疲れもごちゃまぜになって

「私はこんなに頑張っているのに、この子は私を困らせている、私のことが嫌いなんだ・・・」

「この子のことが好きになれない・・・可愛いと思えない・・・」

「この子は、理想の赤ちゃんとはちがう、悪い子なんだ」

という思いになってしまうこともあります。それは、とても辛い経験です。

 

降ろしても上手に眠れる・・・は大人の理想であって、赤ちゃんにとって絶対必要なことではないのです。

私は、「赤ちゃんを布団に降ろして寝かせられない」をまるごとありのままを受け入れることを提案します。

つまり「子どもを尊重する」ことであり、「子どもの自己肯定感を育てる」ことにつながると考えているからです。

赤ちゃんを「布団に降ろして一人で寝かせるを諦める」ことも大切な選択肢です。

子育ては、そうやって「諦める」側面も実はとっても大事なことだと思います。

そうすることで、肩の力が抜けて、ラクになることもありますよ。

一緒に考えていきましょう。

 

過去ブログもご覧ください

赤ちゃんがギャン泣きする理由

(お子さんのむし歯に関してはコチラ⇒どうしてむし歯ってできるのでしょうか???

(お子さんのむし歯予防はコチラ⇒おうちでもフッ素をしたほうがいいですか?むし歯予防とフッ素の関係 )

 

最後になりますが、皆さんは「睡眠」は得意ですか?

私自身、「眠れない」などの悩みをあまり経験したことがなく、「睡眠」について

あまり深く考えていませんでした。

とある保育学科の専門学校で講義をすることがありますが、

生徒さん(18歳から50歳くらい)のなかには「眠れない」「寝つきが悪い」など

睡眠に関する悩みを抱えている人が多いことにとても驚きました。

 

ご存じのとおり、人間にとって睡眠はとても大切で、睡眠に関連するホルモンの影響で、

免疫に関連すること、細胞の再生に関連すること、成長に関連すること、美容に関することなど多岐にわたります。

生徒さんたちも、睡眠に関するサプリを飲んでみたり、スマートウォッチで記録したり・・・と工夫している様子でした。

早寝早起きをして、朝起きたら陽の光を浴びてセロトニンを分泌させることも大切ですよね。

 

大阪市福島区 助産師のいる歯科医院 福島、新福島駅からすぐ近く

(当歯科医院の特徴やコンセプトはコチラをご覧ください⇒https://yamashita-dnt.com/ )

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