大阪市福島区　やました歯科医院

顧問助産師の山下です。

今回は「赤ちゃんがギャン泣きする理由」をテーマに考えてゆきます。

過去ブログもご覧ください⇒

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「全部やったのに・・・なんで泣いているか分からない」

「どうやっても泣き止まない時がある。そのうち泣きつかれて寝る・・・」

「特に夕方から夜にかけてギャン泣きしてどうやっても泣き止まない・・・」

「とても大きな声で、なんなら１時間くらいぶっ通して泣く・・・」

赤ちゃんあるあるですよね。

 

教科書や育児書にも「赤ちゃんが泣くのには理由がある。」とは書かれています。

「私にはその理由が分からないんです・・・」と育児に自信を無くしている、

あるいは泣きやませないといけないとプレッシャーに感じているご家族をたくさん見てきました。

 

さて、そのご家族の考える「泣く理由」として

・お腹がすいた

・げっぷが出なくて気持ち悪い

・おむつが気持ち悪い

・抱っこしてほしい

・さみしい

・暑い、寒い

・どこかが痛い、気持ち悪い・・

などなど色々と考えられます。

実は、一番の理由は「眠いから！」

そうなんです、赤ちゃんは眠いときに、ここ一番の大きな声でギャン泣きをするものなのです。

大人の感覚からすると、「眠かったら、寝たらいいやん・・・」「寝るのに何が大変なん？」

と思うかも知れません。

実は赤ちゃんは「寝入るのが苦手～」なんです。

（もちろん、生まれつき得意な赤ちゃんもいますが、少数派であると思います。）

その理由はいろいろ言われています

・寝入るときに気持ちが悪い

・うまくいかなくて困っている

・自立神経の未熟さ　　　などがあるようです。

 

そしてもう一つ、実は赤ちゃんは「急に眠たくなる～」という特徴があります。

さっきまで機嫌よく一人遊びしていたかと思えば、急に機嫌が悪くなってきて、急に眠たくなってくる・・・

いきなり電池が切れてしまう現象です。思っているよりも、急に睡魔が襲い掛かってくるようです。

（ほんとに悪魔のように襲ってくるのかもしれませんね）

そして思っているよりも「しょっちゅう眠たくなる～」ということもあります。

 

よく聞く、午前に１回、午後に１回のようになるのは、少なくとも６か月を過ぎてからくらいです。

それ以外でも、短い睡眠を入れてないと体力的にもたない、ということもよくあります。

そもそも、お腹の中にいるときは２０分おきに寝たり起きたりを繰り返しているといわれています。

そのため、長い時間起きていられない、急に眠たくなるのは、「そりゃそうでしょ～」となります。

 

そして、ご家族からは「眠くて泣いてるってどうやって分かったんですか？」

「眠たい時の泣き方ってどんな感じですか？」と質問も受けます。

私も、泣き方では分かりません。ほとんどが、状況判断です。

お腹もいっぱいになってそうだし、ちょっと遊んだし、そろそろ眠たいでしょーという感じです。

あとは、眠たいサインとして

・あくびをする。

・手足が温い。

・顔をどこかにこすりつけたり、手で顔や頭をこする、掻く。というものもあります。

 

赤ちゃんの睡眠に関しては、成長とともに、だんだん上手になってくるものです。

そのうち、一人でも眠れるようになり、長い時間眠れるようになってきます。

ずっと泣き叫びながら寝るわけではありません。

個人差もありますが、それぞれの赤ちゃんの得意不得意がありますので、

その生まれ持った性質に合わせてありのままを受け止めて、対応していくのが良いのではと思っています。

 

なにより、理由が分かると、大人もメンタル的なダメージが少なくなるかと思います。

「うまく眠れなくて、泣いているんだな、がんばってるね～大丈夫だよ～」というくらいの気持ちで、

泣きに寄り添っていけると、少しは心も穏やかになるのでは～と考えています。

 

やました歯科医院の助産師相談室では、赤ちゃんの睡眠に関しても相談を受け付けています。

お気軽にお声かけください。

 

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